花火が始まると同時に、いつの間にか姿が見えなくなる。家中を探してようやく見つけたのは、ベッドの下や本棚のすき間。猫を飼っていれば、こんな夜を一度は経験されているのではないでしょうか。

夏の打ち上げ花火、年末年始の祝砲、夕立の雷、近所の工事の音。私たち人間にとっては「うるさいな」で済む音も、猫にとってはそうではないようです。耳がいい猫は、人間よりずっと大きな音として聞いています。そのうえ、いつ鳴るか予測できない突発的な音には、本能的に警戒のスイッチが入る生き物です。実際どれくらいの猫がそうなのか、最近のオランダの研究がはっきりとした数字を出してくれました。
ユトレヒト大学などの研究チームが、622頭の猫の飼い主に行った大規模な調査があります(Van Herwijnen ほか, 2024)。年末年始の花火期間中の猫の様子を聞いたところ、何かにつけてビクッとする猫が67.7%、どこかに隠れる猫が66.7%、逃げ出す猫が63.7%、ふだんは平気な音にも過敏になる猫が52.6%。実際に花火が鳴っている瞬間に限ると、隠れる猫の割合は75.9%まで上がります。全体としては約78%の猫が、花火期間中に何らかのストレスを抱えていたと報告されました。
多くの猫にとって、花火や雷の夜は、私たちが想像する以上に長くつづく恐怖の時間のようです。

この研究のなかで、もうひとつ印象的だったことがあります。同じ調査で「隠れる場所を用意してあげること」が、飼い主が行う対策のなかで上位に挙げられていました。研究者たちは、こう指摘しています。猫の恐怖が一時的なもので終わるか、長く尾を引くストレスになるかの分かれ目は、「自分の意志で逃げ込める安全な場所」があるかどうか。
抱きしめてあげること、声をかけてあげることももちろん大切ですが、それ以上に、猫が「ここなら大丈夫」と自分で選んで入れる場所があること。Cat Cellarは、まさにこの「自分で逃げ込める場所」にぴったりはまる家具のようです。

花火や雷のときだけでなく、来客時、掃除機をかけるとき、引っ越しの直後、新入り猫を迎えたとき。猫の暮らしには「逃げ場」がほしい場面が、思いのほかたくさんあります。家具をひとつ増やす、というより、猫の選択肢をひとつ増やしてあげる。そんな気持ちでCat Cellarを迎えていただけますと幸いです。
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※参考:Van Herwijnen IR, Vinke CM, Arndt SS, Roulaux PEM. Firework aversion in cats and dogs as reported by Dutch animal owners. Veterinary and Animal Science. 2024;26:100402. doi: 10.1016/j.vas.2024.100402
