「長く遊べばいい」は間違い?猫の爪とぎ問題と遊び方の関係

「長く遊べばいい」は間違い?猫の爪とぎ問題と遊び方の関係

猫の爪とぎ問題に悩む飼い主さんが「もっと遊んであげれば解消するかも」と考えるのは自然なことです。ただ、最新の研究を読むと、その思いが少し違う方向に向かうかもしれません。

ひっかき行動と遊びの時間の関係性

2024年、学術誌『Frontiers in Veterinary Science』に掲載された研究では、フランスで1,200匹以上の猫を対象に「望ましくない引っ掻き行動」に影響するリスク要因が調査されました。調査の結果のひとつとして、遊びの時間が長いほど家具などへの引っ掻きが増える傾向が確認されています。

なぜ長く遊ぶと引っ掻きが増えるのか。研究者たちが指摘するのはストレスの問題です。猫の狩猟本能は、追う・捕まえる・仕留めるというサイクルを短時間で完結させることで満たされます。遊びが長引いて終わりのない狩猟の状態になると、達成感を得られないまま興奮だけが積み重なり、それが爪とぎという行動に向かうことがあるようです。同研究では解決策として、狩りの流れを再現した短時間のプレイセッションを日に複数回行うことが推奨されています。1回を長くするより、短く・終わりをきちんと作る遊びを繰り返す方が、猫の満足感とストレス軽減の両方につながるというわけです。

キャットセラーは遊び場と隠れ家を兼ねるインテリア

遊び方と並んで重要だとされるのが、安心できる場所の存在です。研究では、隠れられるスペースや高い場所から周囲を見渡せる観察スポットを整えることが、爪とぎ行動の軽減に有効だと述べられています。ストレスがたまった猫には、刺激から離れて落ち着ける居場所が必要です。遊んだ後にすっと収まれる場所が近くにあるかどうか。それ自体が、猫の状態を整える環境のひとつになるようです。

Cat Cellar(キャットセラー)は、爪とぎとしての機能はもちろん、猫が身をひそめられる「穴」と上に乗って部屋を見渡せる「高台」をひとつにまとめた設計になっています。遊び終わった後に自然と落ち着ける場所が近くにある。その状況をつくることが、猫にとっても部屋にとっても、穏やかな毎日の土台になるかもしれません。「もっと遊んであげなければ」という気持ちは猫への大切な愛情です。ただ、遊び方の質と、遊んだ後に安心できる居場所があるかどうか。研究が示すこのふたつを意識するだけで、猫の様子が変わってくることがあるようです。

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※参考:Demirbas YS, Pereira JS, De Jaeger X, et al. Evaluating undesired scratching in domestic cats: a multifactorial approach to understand risk factors. Frontiers in Veterinary Science, 2024. DOI: 10.3389/fvets.2024.1403068

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